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1. 新潟市議会 2019-09-13
   令和　元年　９月１３日文教経済常任委員会−09月13日-01号

   
   取得元: 新潟市議会公式サイト
   最終取得日: 2023-04-22
   令和　元年　９月１３日文教経済常任委員会−09月13日-01号令和　元年　９月１３日文教経済常任委員会 　　　　　　　　　　　　　　　　文教経済常任委員会会議録 　　　　　　　　　　　　　　令和元年９月１３日（９月定例会） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　議会第２委員会室 令和元年９月１３日　　　午後１時４３分開会 　　　　　　　　　　　　午後１時５８分閉会 〇文教経済常任委員会 　１　審査日程について 〇文教経済常任委員協議会 　１　報告 　　・補助金業務に係る不適切な事務処理事件の概要及び和解の内容について（秋葉区産業振興課）
   〇出席委員 （委 員 長）　　志　賀　泰　雄 （副委員長）　　荒　井　宏　幸 （委　　員）　　水　澤　　　仁　　深　谷　成　信　　内　山　　　航　　土　田　真　清 　　　　　　　　保　苅　　　浩　　東　村　里恵子　　風　間　ルミ子　　加　藤　大　弥 　　　　　　　　内　山　幸　紀　　青　木　　　学　　串　田　修　平 〇出席説明員 　秋葉区産業振興課長　　　　　　　長　崎　　　忍 　以上のてんまつは会議録のとおりであるので署名する。 　　　文教経済常任委員長　　　志　賀　泰　雄 ○志賀泰雄　委員長　　ただいまから文教経済常任委員会を開会します。（午後１：４３） 　本日の欠席はありません。 　ここで市政記者会，新市政記者会及び議会事務局から今定例会中の委員会を通して，撮影及び録音したい旨の申し出がありますが，これを許可することに御異議ありませんか。 　　　　　　　　　　　　　　　　　 （異　議　な　し） ○志賀泰雄　委員長　　そのように許可することに決定しました。 　９月定例会で本委員会に付託されました議案は，お手元に配付の付託表のとおりです。 　審査日程についてお諮りします。お手元に配付の案のとおり行い，議案審査については27日，金曜日を審査日に当てて，30日，月曜日は休会としたいと考えていますが，いかがでしょうか。 　　　　　　　　　　　　　　　　　 （異　議　な　し） ○志賀泰雄　委員長　　そのように行います。 　各日程で使用する委員会審査資料等は，２日前までに配付しますので，審査当日お持ちくださいますようお願いします。 　また，今定例会の所管事務説明についてですが，昨日正午の締め切りの段階では，所管事務説明を求める申し出はありませんでした。 　なお，今定例会における各所管課からの報告案件は，お手元に配付の付託議案等一覧表の協議会報告件名のとおりですが，秋葉区産業振興課の「補助金業務に係る不適切な事務処理事件の概要及び和解の内容について」，本日協議会を開会し，報告を受けたいと思いますが，いかがでしょうか。 　　　　　　　　　　　　　　　　　 （異　議　な　し） ○志賀泰雄　委員長　　そのように行います。 　以上で委員会を閉会し，協議会を開会します。（午後１：４４） 　それでは，秋葉区産業振興課から補助金業務に係る不適切な事務処理事件の概要及び和解の内容について報告を受けます。 　なお，本日使用する資料は事前に配付していますので，御確認願います。 　それでは，秋葉区産業振興課長より報告をお願いします。 ◎長崎忍　秋葉区産業振興課長　　このたび９月定例会における市長専決で23万円を支払う秋葉区の案件について，補助金業務に係る不適切な事務処理事件及び和解の概要について説明します。配付資料をごらん願います。 　まずもって本事件により，市民の皆様に市政に対する不信感を与えてしまったことを心よりおわび申し上げます。 　最初に，事件の概要について説明します。平成29年度に秋葉区産業振興課農業振興係の主査だった職員が市の単独補助事業「環境と人にやさしい農業支援事業」に関し，同年５月にＡ社から相談を受け，同事業に関する補助金の申請の要望を受けていたにもかかわらず，その要望の処理を放置したまま，終始曖昧な対応を翌平成30年３月までとったところ，平成30年３月にＡ社からの問い合わせに対して正式な手続を経ていないにもかかわらず，独断で補助金の交付が決定した旨を口頭で伝達しました。それが発端となって年度がかわった平成30年５月にＡ社から提出された書類についても点検や決裁等の必要な手続を行わずに，同時期に平成30年３月30日付，前年度の日付にさかのぼって補助金交付決定通知書を偽造しＡ社に交付したことにより，Ａ社に対し23万円の補助金が交付されると誤信させた事件です。なお，同主査は，平成30年４月に商工観光係に課内異動していたところです。 　次に，和解の概要について説明します。まず，Ａ社に対しては，事件発覚後の内部調査を経て，５月31日，２週間後になりますが，面会し，謝罪させていただき，一連の事件の概要を説明しました。その後，和解に向けた協議を進めることについて了承いただきました。その後，本庁内総務部，財務部，会計課，農林水産部と調整を行った上で，市長の専決により和解及び損害賠償の額を決定し，８月28日付で和解契約書を締結したところです。 　契約の概要としては，記載のとおりですが，Ａ社に対して市から補助金相当額，本来申請されていれば支払いに当たる内容であることを認めた上で，23万円の支払い義務が市にあることを認めてそれを支払うこと，さらに既にＡ社に渡っていたものですが，偽造された補助金交付決定通知書が無効であることなどを契約書に盛り込みました。Ａ社の支払いについては，９月17日払いとして事務手続を進めているところです。 　最後に，再発防止策についてです。第１に，公印管理の徹底を図りました。今回不正使用された係長が管理していた公印は，鍵のかかる金庫に保管し，その鍵は課長補佐が管理することとしました。第２に，ダブルチェックの徹底を厳格化しました。これまでも特に補助金関係の手続については，申請者への申請書等のコピーを受け付け書類の控えとして交付することや受け付け簿へ記載し，担当者と係長で確認，管理していましたが，改めて課長補佐及び課長も確認，管理を徹底することとしました。また，相談の段階から担当者のみが応対することのないよう，電話や窓口での対応を複数人が監視する体制として，提出された書類が台帳に記載されなかった今回のようなケースを生み出さないよう指導を徹底しているところです。今後同じことが起こらぬよう再発防止に厳格に努めるとともに，職員の再教育と資質向上に励み，何よりも市民の信頼回復に努めていきます。 ○志賀泰雄　委員長　　ただいまの報告にお聞きすることはありませんか。 ◆内山航　委員　　再発防止策の中で公印の管理の話が出てきましたが，鍵のかかるところへ入れて，課長補佐が鍵を持っている。今まではどうしていたのでしょうか。 ◎長崎忍　秋葉区産業振興課長　　今回不正使用された公印は，いわゆる経由印，本来の市長印ではないものでした。そして，私が３年前に異動してきたときには，実はそういう判こを係長が管理していることを知らなかったという事実がありました。今回不正使用したことにより，通常課長補佐が管理している金庫の中ではないところにあったものを全てチェックし，その判こだけが商工観光係の係長が管理していたことがわかりましたので，改めて課長補佐の管理のもとに使用できるように徹底したところです。 ◆内山航　委員　　それは新潟市役所内で通常の運用ですか。 ◎長崎忍　秋葉区産業振興課長　　ほかの区の運用まで全ては把握していませんが，基本的に公印は課長ないしは課長補佐が管理するので，恐らく秋葉区だけがイレギュラーというか，従前からそういう対応をしていたものと認識しています。 ◆内山航　委員　　秋葉区のほかの課はどうでしょうか。 ◎長崎忍　秋葉区産業振興課長　　ほかの課にどういう状況があったかはわかりませんが，少なくとも今回のケースを反省点にして，区長，副区長を先頭に，課長ないしは課長補佐が公印を管理することが徹底されています。 ◆風間ルミ子　委員　　経由印といわゆる公印は，どう違うのですか。 ◎長崎忍　秋葉区産業振興課長　　市役所の印ということでは一緒ですが，市長印の場合は新潟市長印となっています。商工観光係が使っている印は，その下に経由印と出ていますので，通常我々が言っている公印とは違う，使途が限定されている印になります。 ◆風間ルミ子　委員　　それでは，経由印はどういう場合に使用できるものですか。 ◎長崎忍　秋葉区産業振興課長　　商工観光係が使っている，中小事業者に対する融資の承認印になります。窓口が区役所になっていて，それを本課である商業振興課に渡すという意味で経由印になります。 ◆串田修平　委員　　３，職員の処分ですが，告発後，刑事処分が確定した後にこの処分の変更はあるのですか。 ◎長崎忍　秋葉区産業振興課長　　書面にある職員の処分については，総務部が決定したものです。その後に刑事告発をして，実際にその捜査，さらには検察庁が起訴，不起訴とするのかは，また別のスケジュールで動いているものですから，仮に捜査が長引くといった場合に，総務部がそれについてどう判断するのかになろうかと思います。 ◆水澤仁　委員　　向こうから23万円の補助をお願いしますと申請してきたわけですが，調査すると，もともと100％対象になる金額だったのですか。 ◎長崎忍　秋葉区産業振興課長　　まず，申請書類に関しては，多少の不備はあっても，内容的には何ら問題がない内容になっていました。また，実はその後に実績報告書も職員の机の中に眠っていたものが発見されたのですが，実績報告書も確認しましたが，普通に申請されていれば問題のない内容となっていました。それについて今回Ａ社に対しても，本来受け付けして決裁をとっていれば支払われる内容になっていることを確認しているところです。 ◆水澤仁　委員　　本来であればもう少し早く出すべきものだったわけです。その辺は，相手，Ａ社に対して実態はこうだったので申しわけありませんと謝罪をしたのですか。 ◎長崎忍　秋葉区産業振興課長　　報告書が出たのが昨年秋という状況で，本来でしたら報告書が出てしばらくすれば入金されるないしは年度末，ことし３月までに入金されていれば，Ａ社としては年度内決算で済んだと認識しています。それが年度をまたいでことし５月になっても入金がされていないので，今回第一報が入ったということです。５月末に事実の説明と，それをマスコミに公表することについての報告，さらには謝罪に訪れたときには，Ａ社としても前年度決算の中に穴があくので一刻も早くという話をいただいたのですが，内部的な取り扱いと事件が対外的にも説明できるように進めなければいけないので，しばらく時間をいただくことで理解いただきました。今回市長専決ということで承知いただく中で，先週Ａ社に支払い時期の説明に行ってきましたが，内容については理解をいただいたことと，今後は捜査協力もＡ社にお願いしなければいけませんので，謝罪とあわせて話をさせていただき，承知いただいたところです。 ○志賀泰雄　委員長　　ほかにありませんか。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（な　　し） ○志賀泰雄　委員長　　以上で秋葉区産業振興課の報告を終わります。 　以上で本日の日程を終了し，協議会を閉会します。（午後１：５８）...